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MailStore Serverで必要なコンポネントは、想定している運用や目的、現在のメールシステム環境によって異なります。

MailStore Serverの基本構成

まずはMailStoreの基本構成をご説明します。下記の3つのコンポネントは、ライセンスとしてはMailStore Serverライセンスへ含まれており、それぞれを個別に利用する事はできません。

MailStore Server

MailStoreのサーバープログラムです。取得したメールアーカイブは全てサーバー上(または指定した共有ディレクトリ上)へ保持されます。

MailStore Client

MailStore Clientは、エンドユーザーが、自分のメールクライアントで取り込んだメールをアーカイブする場合や、アーカイブしたメールをリストアするのに使用します。また、MailStore Serverの操作も、MailStore Client上で行います。

MailStore Gateway

メールの運用にクラウドサービスを使っている場合など、メールの経路上でアーカイブを取得する際に使用するプロキシーサーバーです。アーカイブの手法により、MailStore Gatewayでアーカイブを取得し、MailStore Gatewayで取得したアーカイブを、定期的にMailStore Serverが取得する、といった構成が必要になります。

環境に応じたMailStore Serverの構成

既存環境への変更を最小限に導入(POP環境編)

 
 

この構成のポイント

POP環境では、メール利用者がクライアント端末からメールを受信すると、メールサーバ上からはメールが削除されるのが一般的です。

そのため、各ユーザーのメールボックスを参照するタイプの取得では、すべてのメールがアーカイブされるとは限らないものとなります。

そこで、メールサーバが受信するすべてのメールのコピーを特定のメールアドレスへ転送し、そのメールアドレスのメールボックスからメールを取得することですべてのメールアーカイブを取得します。

POP環境(※)でご使用されているお客様にお勧めです。

※クライアント端末でメールを受信するとメールサーバからはメールが削除されるのが一般的

 

メールサーバー側での設定

既存のメールサーバへ「アーカイブ専用メールアドレスの作成」と「そのメールアドレスへ、すべてのメールのコピーを転送」するようご設定頂きます。

MailStoreの動き

全てのメールのコピーを転送するメールアドレスを対象に、アーカイブを取得します。取得後は、自動的にユーザー毎の「Inbox(受信)」「Sent(送信)」へ振り分けられます。

 

 

POP3をお使いの場合やクラウドサービスをご利用中の場合

既存のメールサーバとクライアントの間にMailStore Gatewayを設置して全てのメール送受信を中継します。これにより、POP3をお使いの環境でもすべて送受信メールをアーカイブすることができます。

ASPサービスやクラウドサービスをご使用の、自社にメールサーバをお持ちでないユーザ様にもお勧めの構成です。

なお、MailStore Gatewayは無償で提供されるオプションで、もちろんMailStore Serverと同じサーバ上に導入いただくこともできます。

 
 

 

クライアントのメールバックアップが目的でアーカイブサーバーを導入する場合

クライアントPCにMailStoreクライアントもしくはOutlookアドインをインストールし、直接MailStore Serverにメールをアーカイブします。

メールサーバ側では何も設定する必要はありません。既にクライアントに取り込んだメールもアーカイブしたい場合や、自社でメールサーバを運用されていないお客様にお奨めの構成です。

MailStore クライアントを使用することでユーザーが任意のタイミングでメールをバックアップしたり、PSTファイルなどを介さずに直接メールクライアントのメールボックスへリストアすることが可能です。

 
 

 

Exchange Serverをご利用中のお客様

既存のExchange Server環境にMailStore Serverを追加します。

MailStore ServerはHTTPSまたはIMAPを使用してExchange Serverからメールを取得します。

対象のメールボックスは単一、または複数選択することができ、パブリックフォルダにも対応しています。

また、Exchange Serverのジャーナルを使用することで、全ての送受信メールをアーカイブすることも可能です。

また、MailStore Serverのユーザー管理機能はActive Directoryとの連携に加え、Exchange 利用ユーザのみ同期するといった指定ができますので、効率的に運用を行うことができます。

 
 
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